

2022年、コロナ禍で従来のバンド活動が出来ないK.K.Wizardは自宅にてアコースティックギターでの作曲に集中していた。
構想を長年あたためてきた、ヨーロピアントラッドとモダンな音楽のアコースティックギターによる融合を具現化するためだ。
当初は世情もあり音源をリリースするだけの予定だったが、2023年にコロナが5類に移行、事実上ライブ活動が可能になったことで、シンガーを迎えてのバンド活動にシフトチェンジする。
初めはツインギター編成でB.B.Wizardとともにスタジオワークを開始。ほどなくして初代シンガーにAkinoを迎え、Akino&Wizards名義で2023年6月からライブ活動を開始。
その後8月にB.B.Wizardが離脱するも活動を止めず数回のライブ、2枚のシングルをリリース。
その間、バイオリニストやパーカッショニストらとの共演をし音楽性を広げていく。
その中で同じくゲストプレイヤーとしてベースを弾いていたHaru Wizardが2024年夏に正式加入。
しかしその後Akinoが離脱しバンドはWizardsに名義を戻すことに。
シンガー探しをしながらも活動を止めることのない魔法使い達は新たなコラボレーション企画を立ち上げる。
K.K.の古くからの友人Monaをゲストシンガーに招いて2025年1月にMona&Wizardsでのライブを成功させた。
その後Monaとは再会を約束しお互いの活動に戻る。
その直後に書いた新曲「雷鳴」のデモ音源でのK.K.の歌を聴いたHaruに強く感じるところがありK.K.に歌も担当することを提案。
それをきっかけにK.K.Wizardがギターとボーカルを兼任することになった。
さらにその半月後パーカッション/ドラムスにNami Wizardが加入。
物語はまた新たな局面をむかえることとなった。
Wizardsの音楽の旅は続く。


K.K.Wizard Gt./Vo.
荒野を旅する錬金術師にして魔法使い。
地獄車や鉄カブトといったメタルバンドで国内外での活動を続けてきて現在沖縄をベースにHARAKIRI ZOMBIEでVo./Gt.をつとめる。そのキャリアから生粋のメタルマンのイメージが強いが、アコースティックギターでは1999年に大分県で開催された国民文化祭に沖縄代表として出演し、ルクプルらと共演するなどしている。
Wizardsではヨーロピアントラッドを思わせる楽曲に、ルーパーやハーモナイザーなどを駆使したモダンなプレイを組み合わせ独自の表現を確立。
Wizardsの作詞作曲のほとんどを担当。

Haru Wizard Ba.
秘薬を調合し自在に姿を変える魔女。
もともとはメタルミュージックを演奏していてその縁でK.K.と知り合うが、自身のバンドMellow doux douxではポップソングを演奏するなど多彩なプレイスタイルを持っている。2024年春からWizardsにゲストプレイヤーとして参加。その確かな技術と誠実な人柄から次第にバンドに欠かせない存在になっていき夏に正式加入。
ESP(日本が世界に誇るギターメーカー)の大変珍しいフレットレスベースを駆使し、Wizardsの世界観を広げている。

Nami Wizard Perc.
魔法の森の番人であり、道に迷った旅人を導く魔法使い。
もともとHaru WizardとともにMellow doux douxというバンドをやっていて、そこではドラマーとして活動中。躍動感のあるリズムが音楽ジャンルを超えて高く評価されている。打楽器のみならずピアノやキーボードも弾きこなし、さらにデザイナーとしても活躍していて、その多彩な魅力はまるでおもちゃ箱のよう。
Wizardsでも幾種類もの打楽器を駆使し、曲にダイナミクスを加えている。
力強く曲を盛り上げることも、鳴っていることでむしろ静寂を表現することも出来るその魔法はWizardsを新たなステージに押し上げてくれた。