ロシアから帰国しました

更新日:10 時間前
10月10日から19日にかけてロシアの古都サンクトペテルブルクにて、養神館合気道葉武会の島﨑越子先生のお供で合気道の指導にあたってきました。
一日2時間〜4時間のセミナーでしたが、参加された方々は非常に熱心に稽古されていました。遠くカムチャッカから参加された方々もいて、意気込みに感心しました。
私は島﨑先生のデモンストレーションの「受け」をつとめつつ、参加者と実際に手を取り合って稽古を行い、個別にアドバイスをしたり、技の着眼点について示したりしました。
総勢約30名ほぼ全員と組んで稽古できたのではないかと思います。
合気道で初対面の方々としっかりコミュニケーションをとることが出来たのは私にとって改めて大きな自信になりました。
さらには、初日から当地の道場長ルスタム師範に請われて私が長年修めている沖縄空手と居合道の指導もさせて頂きました。合気道と空手や居合の共通点を示しつつ参加者の皆さんに実際にやってもらうというやり方でしたが、これが毎日のセミナーのちょっとしたレクリエーションタイムになったようでかなり好評だったように思います。
普段のつきしろ道場での応用稽古や遊び稽古が大いに役立った一コマでした。
ルスタム師範の道場での指導以外にも一度だけ隣街の少年部専門の道場にも行きました。
私は初級者のちびっ子たち(20名)担当で、言葉が通じない中での指導に四苦八苦していたのですが、ある子供のお母様が「通訳しましょうか」とお声かけしてくださり、その後は私の英語をお母様がロシア語に通訳してくれて指導が格段に進みました。本当にありがたいことです。
子供達が合気道を好きになってくれていたら嬉しいです。
セミナーの最終日はルスタム師範の生徒さん6人が初段の審査を受けるということで、島﨑先生が審査員、私が進行役でしっかり日本式の審査会を行うことが出来ました。
私は受験者の審査前の最終の詰めの稽古を担当して、たっぷり2時間、彼らに各技法の勘所や通底している考え方みたいなものを伝えることが出来ました。
今回一緒に稽古した方々の全体の印象としては、やはりフィジカルに優れているのでどうしても腕力に頼ってしまいがちな面があるように思いました。
体の背中側から来る力と手首がとても強い。それを活かしてか、覆い被さってくるような技の使い方をする人が多かったです。
MMAなどでお馴染みの大振りのロシアンフックの威力はここから来るのかと妙に納得してしまいました。
しかしそれだけでは合気道の体の使い方としては足りないので、相対稽古の中で崩すところはちゃんと崩してあげて体で理合いをお伝えしました。
きっと何人かは感じ取ってくれたと思います。
とは言っても皆さんの合気道への情熱は素晴らしく、素直でもあるので今後稽古を続けていけば必ず全体の底上げがなされると思います。
特に、今回のセミナーは島﨑先生が養神館の基本を徹底して伝えたこともあって初日と最終日では皆さん構えも基本動作も見違えるようになっていました。
彼らの今後の合気道修行の土台になる、貴重な財産になったと思います。
今回はセミナーの内容について書きましたが、機会を見て道場以外で見たロシアのことも書いてみたいと思います。
ひとまず無事に帰ってきました。
つきしろ道場の皆さんには、私がいない間に自主稽古に励んでもらいましたが、2週間ぶりに見てどこが上達しているか、今度の稽古が楽しみです。
押忍。



