合気道がおすすめな理由

数ある武道の中で、私がなぜ合気道をおすすめするのか。
今回は稽古の仕方からその魅力をお話しします。
まず、型(稽古に使う決まった動き)に起承転結があることです。
対峙、接近、接触、誘導、崩し、抑え、という一連の流れがしっかりあることが素晴らしいと思います。曖昧なところがない。意外と他の武道では見られない部分です。突いて終わり、投げて終わり、ではない。
合気道ではそれを二人一組で稽古します。実際に対人で行うので非常に明快です。
そしてこれが最も重要だと思うのですが、この二人一組で稽古するのが「勝負」ではないことです。
むしろ協力してお互いを高め合う仕組みになっています。
技を邪魔する相手を無理やり倒す稽古を何十回も繰り返すより、協力して「正しい型」になるように稽古した方がはるかに早く習得できます。つまり、抵抗する相手にも技がかかるようになるということです。
この稽古法なら老若男女関係なくできます。
続いて「力」について。
よく「合気道に力はいらない」と言われますが、これは半分正しく半分は間違っていると思います。
合気道では確かに筋トレなどは必要ないですが「力の出し方、伝え方」については徹底的に学んでいきます。
そして合気道の稽古そのものが、合気道に必要な力をつけてくれます。
これは姿勢を支える筋肉だったり、自分の動きを制御する力なので見た目はそんなに変わりません。姿勢が良くなるのは確かですが。
他には「武器技がある」ことも魅力だと思います。
木刀や杖(じょう)や短刀を使って稽古すると「力の線」「間合い」の感覚がさらに磨かれます。対武器の技法も豊富です。これも他の競技武道ではあまり見かけない要素です。
最後に、合気道の魅力として挙げたいのが「程よく難しい」ということです。
難しいので毎回の稽古で非常に頭を使います。技を覚えるだけでなく、今自分の体に起きてること、自分がやっていることを全身の感覚を使って意識するので1時間があっという間です。
なかなか普段の生活の中では得られない感覚じゃないでしょうか。
この「合気道のことしか考えない時間」というのは心と体を日常から完全に解き放ってくれます。ですから稽古が終わる頃には皆スッキリした表情をしています。
ちょっとした心のデトックス効果があると思います。
以上が、私が合気道をおすすめする理由です。
参考になれば幸いです。


