沖縄も日に日に涼しくなっていきます。
私はそろそろキャンプに行きたくなってきました。子供と一緒に焚き火を眺めながらビールを飲むのが幸せを感じる瞬間です。
あと、家で下味をつけたりして仕込んできたお肉などを炭火で焼いて食べる。これも幸せです。
真夏だと暑すぎてこうはいきません。あの猛暑の中で火を焚いて過ごすなんて苦行です。笑
ということで、本日の海龍館なんじょうの稽古も皆で頑張りました。
演武大会が来月ですので、今回も演武稽古です。
まずは団体演武で行う剣操法を行いました。
相手の切り下ろしの力をもらって返す刀で切る動きを2パターン行いました。
やるたびに良くなっているので、この調子でしばらく続けていこうと思います。
相変わらず皆さん間合い感覚がよかったです。
もしかして格闘技経験が無い人のほうがこういう事が自然にできてしまうのかもしれないと思ったりもしました。子供達もとても良かったです。
続いて短刀取りで小手返しをやるチームと、同じく短刀取りで四方投げをやるチームに分かれてじっくり稽古してもらいました。
これらの技は賛助演武(演武大会で、なんじょうのメンバーだけでやる団体演武)で最初にやる技なのですが、普段の稽古通りにじっくりやっていると演武の持ち時間が足りなくなってしまうので、私がストップウォッチを持って所要時間を測りながら何度かやってもらいました。
最初57秒かかっていたのが最終的に35秒くらいになったので素晴らしいと思います。
そういえばここでも四方投げチームは、相手を投げ終わって、倒れている相手から離れる時に必ず相手の頭方向に立つようにしていました。
多分私はこのポジション取りの説明をずっと前に一回したくらいだと思うのですが、しっかりやってくれています。とても自然な残心の所作でした。素晴らしいと思います!
今回も繰り返しの多い稽古だったと思うのですが、皆さんダレる事なく熱心にやってくれました。同じ稽古技でも、やるたびに螺旋のように成長していくのが合気道の良さだと思います。
それでも根を詰めると疲れると思うので、最後につながりの稽古を行って脳と体をチルアウトしました。優しさ成分の多い動きで私も癒されました。
お疲れ様でした。
演武大会出場が決まってから、遊び稽古もめっきり減って子供達も寂しいかもしれませんが、ここで集中してみんなの技の核というか「この技なら自分でも出来る」というものを作っておけば、その後の遊び稽古もますます楽しくなると思います。
あと一ヶ月ちょっと、この調子で演武稽古を続けていこうと思います。
大人も子供もそれぞれの課題を持つことの出来る場が道場です。
日常生活を離れて合気道のことだけを考える贅沢な時間を過ごし、また日常に帰って行く。
このサイクルが、先程書いた基本技の稽古の螺旋のように「今日の四方投げと昨日の四方投げは同じことをやっているんだけど、全く違う自分がいる」という効果を人生にもたらしていくのではないかと常々考えています。
一瞬を生きることの積み重ねというか、、、。
すみません、私の知能ではこれ以上上手く書けないので、日々の稽古でなんじょうの皆さんが実践していって幸せになってもらえればと思います。
ではまた明後日の稽古も実り多いものになるよう精一杯お相手させていただきます。
押忍。
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