本日の海龍館なんじょうの稽古は基本技「後技両手持ち三か条抑え(一)」を行いました。
今月一級の審査を目指しているH間さんにとっては審査科目、五級を目指しているH林さんにとっては「正面打ち三か条抑え(二)」との共通点がある技、ということで今日の稽古技に選んでみました。
手順の多い技ではありますが、お二人とも互いのつながりを保つ意識をもって能動的に動けていました。
このつながりを音楽に例えるならメインのメロディ(仕手)とハーモニー(受け)のような関係でしょうか。
メロディのパッセージが長いこの技ですが、それをしっかり合奏できていたと思います。
今は譜面を見ながらの演奏ですが、繰り返していくうちに暗譜でできるようになり、さらには誰とでもこの曲でセッションできるようになるでしょう。
こういう稽古ができるようになると「上手な人の技を受けるのはむしろ気持ち良い」というのが実際に理解できるようにもなってくると思いますし、それが理解できれば自分もそうなれる可能性が非常に高まると思います。
今回の稽古日誌は観念的な内容になってしまいましたが、なんじょうの皆さんはきっとわかってくれると思っています。
また次回の稽古も実りあるものにしましょう。
Comentarios