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  • 執筆者の写真Masanao Kinjo

受け流しと木刀稽古

海龍館なんじょう、本日の稽古も元気に行うことが出来ました。


今回は稽古の始めに木刀を用いて、所作や素振り、携刀姿勢、抜刀して構え、などを行いました。


以下、私が武器稽古をおすすめする理由というかキッカケの一つをご紹介します。


10年ほど前、関西空港で思わぬ飛行機待ちで8時間ほど過ごす事になりまして、やることのない私は椅子にすわって缶ビールを飲みながら、歩いている人達を眺めていたのですが、あることに気がつきました。

手ぶらで歩いている人より、バッグを持ったりカートを押してたりキャリーバッグを引いている人の方が遥かに姿勢がいいのです。


これにヒントを得た私は沖縄に帰ってすぐに木刀を使った自主稽古に励みました。


ちょうどその頃私の師である比嘉師範から「自由技の一人稽古は木刀を持って行うといいですよ」とアドバイスを受けたばかりだったのもあり、マイ木刀を持って自宅の庭や市の武道場でせっせと個人練習しました。

そして木刀で個人練習をするようになってから自分の合気道が急激に伸びたのを実感しました。

懐かしいです。


ですので、海龍館なんじょうの初級者の皆さんが最近木刀稽古に興味を持ってくれたのはとても嬉しく思っています。


木刀って楽しいですよね。


そのあとは「受け流し」をじっくりやってみました。


普段、稽古の最初に毎回行う受け流しですが、数種類あって、初級者の方々は全てを憶えるのになかなか時間がかかります。

また、経験者もついついルーチンワークになって「なんとなくいつも通り」にやってたりする事も多いかもしれないと思うので、この機会に手順をおさらいしてみました。


やってみて思ったのが「やっぱり奥が深い!」です。


毎回の合気道稽古をコース料理に例えたら受け流しは「スープ」ですね。

栄養がたっぷり詰まっていて美味しくて、行きつけのレストランのこのスープを飲むと日常を離れて食の世界に入っていける、、、そんな味わいのある「受け流し」です。


私は沖縄の人気食堂「ルビー」にいくと必ず「Cランチ」を注文するのですが、最初に出てくるスープ欲しさが最大の理由です。笑 あれを一口飲むと10代の頃の健啖が戻ってきます。笑 それから出てくるトンカツは、、、まあまあですがお米が進みます。笑 そして完食後お腹が苦しい。笑


30分ほど「受け流し」の稽古を行ったあとは、互いに木刀を持って「道具を通してお互いのつながりを感じる稽古」を行いました。


前述した、空港の荷物を持った人々と同じく、皆さん姿勢も決まり、正中線の維持も自然に出来ていたように思います。


シンプルに表現すれば、カッコよかったです!


ということで今回は基本技の稽古が無かったのですが、体も練れた(特に『回転動作』と『接触点の維持』ついでに『間合い感覚』も非常によくなった)ので良かったと思います。


来週の稽古も元気よくいきましょう。


子供達のための遊び稽古も新メニューを考えてあるのでお楽しみに。


ではまた!









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