12月12日の稽古は私を含めて7名で行いました。
この日の基本技は「横面打ち正面入り身投げ(二)」を行いました。
お伝えした稽古上のポイントを書いておきますので復習にお役立てください。
・横面打ちに対して垂直に斬り下ろす
・この時水平移動
・手刀をクロスする
・襟が見えてから持つ
・相手が自分から見えているような位置関係の維持
・回転したらさらに重心移動
・顎に腕を巻き付けない、むしろ前腕ですり上げる
以上です。これらが意識できれば稽古が深まって楽しさが増すと思います。
実際に体を動かすのが稽古ですので、まずは道場に来てチャレンジしてください。
正しい方向に少しでも成長できればその日の稽古は成功だと思います。
私が褒めたら素直に受け止めてください。嘘は言っていません。
みなさんはお客さんではありません。もっと大切な生徒さんです。
あとは稽古はだらだら漫然とやったり、我流で無理矢理形に持っていっても変な癖がついてあとあと苦労しますので気をつけてください。焦らず丁寧にやれば大丈夫です。
楽器の練習と一緒で最初はゆっくりやるのが一番効果的です。
そして楽器と一緒で合気道は習得に時間がかかります。
インターネットで見るような華麗な技は長年の稽古の賜物で、あのような演武は仕手の技量はもちろんですが、受けの高度な技術も要します。
あれと自分を比べて落ち込んだり白けるのは気が早すぎます。
バットとグローブを買ったらプロ野球選手になれると思う人はいませんが、合気道では何故かそう思う人が時々います。
いつかの高みを目指して書籍や動画で研究するも良し。野球少年がプロ野球の試合を観てモチベーションを上げるように。
足元を見ながらひたすら地味な稽古に汗を流すも良し。
きっと両方やるのが一番ですね。
私はみなさんの応援をしますが、やるのはみなさん自身です。
正しい稽古をしていれば成長の個人差に関わらず最大限の敬意を持ってサポートします。
その日その日の稽古に素直に臨んでいれば必ず結果は出ます。
うまくいかない時「合気道がダメ」ではないです。
しかしあなたもダメではない。
今はうまくいってないだけです。
「出来るまでやる」のが修行です。「死ぬまで生きる」のと同じです。
だから焦らず丁寧に。
武道をやって35年ですが、それで出来なかった人は見たことがありません。続けることが大事です。
もしも合気道があなたにとってつまらない時、それは合気道のせいではなく私のせいです。
その覚悟は忘れないようにしています。
一緒に頑張っていきましょう。
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