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執筆者の写真Masanao Kinjo

四方投げ、小手返し

更新日:2021年3月15日

最近また合気道について一人で色々考える時間が増えてきました。

合気道の稽古者として当たり前と言えば当たり前なのですが、なんというか、今まで見過ごしてきた事が大きな意味を持っている事に少しずつ気づきはじめました。


今の段階では言葉にしてしまった時点で意味が固定化されてしまい表層的な理解になってしまいそうなので、今回はここで詳しく書くことは控えようと思います。


さて、今日の稽古ですが、基本中の基本「片手持ち四方投げ(一)」を行いました。

最初に習う技ですが、上達の段階に応じて新たな課題や気づきが出てくる奥深い技です。


前々回「振りかぶり」で「縦の崩し」を学びましたが今回は四方投げで「横の崩し」を学んでもらおうという狙いがありました。

果たしてみなさん、縦の崩しの原理をそのまま横の崩しに使えていました。

四方投げのこの「縦でもあり横でもある」というのは言葉では説明しづらいですね。

さらにそこに「奥行き」が加わりますし、その中で終始「中心線の維持」というテーマもあります。


ただ、そういうことは置いといて、今回は相手の重心を浮かせる事や、初級者の方にはつま先の向いている方向に歩を進めることの大切さ(つまり構えの足の形の大切さ)を意識してもらうにとどまりました。


その時その時のレベルに応じた事を素直に真摯に稽古するということが大事ですね。


四方投げのあとは投げ技で小手返しを稽古しました。

かかり稽古で片手持ち小手返しをじっくり行いました。

初級者のH林さんもとても素直に真摯にチャレンジされていました。

10分くらいでなかなか様になる小手返しができていました。


その後は護身技風に胸ぐらを掴まれた際の小手返しを行いました。



かっちり基本技をやり、それからダイナミックな投げ技をやった後のこういう護身技風の稽古は非常に盛り上がりますね。

海龍館の本部道場の稽古の流れを踏襲しているのですが、やはりよく考えられているなと思います。


その後は遊び稽古を通じて「合気道の稽古であえて手首を持たせることの意義」を考察してみました。


最後にまたかっちりと基本動作「終末動作」を行い全メニュー終了。


なんというか、、、「大人の合気道」ができた日でした。


ありがとうございました。

また明後日!

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