今日の海龍館なんじょうは会員さん全員揃っての賑やかな稽古になりました。
黙想に始まり、礼、斜行、膝行、受け身、受け流し、臂力の養成と稽古に入っていき、今回取り上げた基本技は「両手持ち天地投げ(一)」です。
相手に両手首を持って軽く引いてもらったところから前手は上に、下の手は下に、つまり天と地に切り分けて相手の後方へ投げる技です。決して上下投げではなく、あくまでも天地です。とても立体的で同時に多くのことをやる必要があり、上級者でもたくさんの課題を得られる奥深い技だと思います。
初級者の皆さん、初めてやった技にも関わらず、手順を早く憶えてくれました。
おかげで稽古上のポイントを、当初予定していたより多く意識してもらうことができました。
また、投げに入る時に下の手を支点にして弧を描く感じとか、後ろ足から大きく踏み込んで行く時の体勢の維持とかいった結構高度なことを、私が何も言わなくてもやっていたのが素晴らしかったです。
続いてかかり稽古で「両手持ち四カ条投げ」を行いました。
繰り返すうちに「片手持ち隅落とし」の延長線上でこの技を行うことができるようになってきました。合気道の点と点がつながった瞬間でしたね。
この三ヶ月の演武稽古が確実に活きています。こういうのは加速がついていくように思います。このままぐんぐん伸びてくれたら嬉しいです。
そのあとは護身技的にいくつか「浮かせて、落とす」というのをやってみました。
男性陣はダイナミックにバンバン倒しあっていました。笑
女性陣は身体操作の妙を探るように丁寧に行っていました。
今日は結構てんこ盛りな内容でしたが、ダレることもなく90分間心も体もフル回転だったように思います。
お疲れ様でした。
また来週もよろしくお願いいたします。
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