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執筆者の写真Masanao Kinjo

小手返しと審査稽古

パソコンやスマホで「稽古」という字を毎日のように打ち込んでいますが、書くとなると時々「あれ、どんなんだっけ?」となります。笑

今もこの稽古日誌を書きながら稽古の「稽」の字をまじまじと見ていたらだんだんゲシュタルト崩壊してきました、、、。笑

人間の脳は高性能なんだかそうでないのか、それとも単に私の脳が劣化してきているのか、それはともかく稽古を頑張ろうと思います。


今回の海龍館なんじょうは前半は投げ技稽古、後半は審査稽古を行いました。


まず、投げ技は小手返しを選びました。

最初は片手持ちで行って、そのあと短刀を用いて行いました。


合気道では比較的ポピュラーな技で使いやすく、自由技で頭が真っ白になると「やばっ!とりあえず小手返し連発!」で乗り切る人も多いくらいです。笑


でも奥が深いですね。

誘導とか入り身とか接触の感じとか間合いとか腰の使い方とか目付けとか。

あと、本当はとっても怖い技ですね。他の技もだいたいそうですけど。


私なりの勘所を説明させていただきましたが、皆さん熱中してくださって、休憩時間も自主的に復習や研究をしてくださいました。


そのあとは審査稽古を行いました。

6〜8級を目指す方々、初段を目指す方、それぞれの課題を持って一生懸命稽古していました。

私は指導時の説明をいつもよりマニュアル的に行いました。


「相手が手首を持って軽く引いてくる」

「その場で当て身」

「前足から斜め前方に進む」

「後ろ足から大きく踏み込んで額の高さにふりかぶる」

など。


私は普段色々表現を工夫する場合も多いですが、マニュアル的に同じ言葉で繰り返しお伝えする事も大事だと思っています。

一人で稽古していても、審査や演武で緊張したときも、技の要所要所で、頭の中でいつもの先生の声がする。するとその通りに動ける。

「パブロフの犬の法則」と言うと大変失礼ですが(笑)そのくらい刷り込ませていただきたいと思います。


これも「稽古」の本質の一つかもしれません。


ということで今回も皆さん大変熱心に稽古していました。

ものすごく綺麗に技が決まる瞬間も以前よりずいぶん増えてきました。

そう言うときの感覚をどんどん心と体に蓄積していって、もっと合気道を楽しんでもらえたら私も嬉しいです。


また明後日の稽古も楽しく行いましょう。



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