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執筆者の写真Masanao Kinjo

正面打ち三ヶ条抑え(一)

更新日:2021年3月15日

今日の稽古は正面打ち三ヶ条抑え(一)を行いました。


私が稽古場にマットを敷き終えて、袴を履いている時にH間さんとH林さんが来てお二人ともいつものように稽古場に礼、そして私に礼をして入ってきました。

折り目正しいお二人です。


今回も前回と同じく黙想、斜行、膝行、受け身、受け流し、臂力の養成で合気道の時間に入って行きました。


それから基本技「正面打ち三ヶ条抑え(一)」を稽古しました。

今のつきしろ道場では基本技の説明をするときに養神館合気道の指導法そのままで充分事足ります。もちろん受けを取ってくれる方の技量の向上のおかげでもありますし、私が手本を示している時に真剣に見取りをしてくれる皆さんのおかげでもあります。

本当にありがたいことです。


ということで全員でこの技を黙々と稽古しました。

皆さんの様子をチラ見(笑)したら耳が赤くなっていました。私の中学時代の塾の先生いわく「人間は最高に集中してる時に耳が熱くなる」らしいのですが、さもありなんと納得いった三ヶ条の稽古でした。


それから休憩をはさんで三ヶ条の応用を徒手と木剣を使っての2パターン稽古しました。

最初は怪我のないようにそろりそろりと、受け方がわかってからは少し強度を上げて繰り返し行いました。こういう稽古の中で相手への信頼ができてくるのが合気道の素晴らしさの一つだと思います。

私が「こんな事を稽古場以外でやったらただの危険人物ですけど、ここでは受け入れてくれる相手がいる。よかったですね!笑」と言ったらお二人とも笑ってました。


最後に今日のおさらいをして、全員で丁寧な礼をして終了。


戸締りをして外へ出たら、夏の気配はすっかり影をひそめ、冬の訪れを予感させる冷たい風が吹いていました。

その風も心地よく感じられる、充実した稽古でした。


次回から12月の稽古が始まります。

また頑張って行きましょう。





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