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執筆者の写真Masanao Kinjo

片手持ち四方投げ(二)

海龍館なんじょう、本日も怪我なく充実した稽古をすることができました。


前回は片手持ち四方投げ(一)を稽古したのですが、今回は「片手持ち四方投げ(二)」を稽古しました。

片手を持って押してくる力に対しての四方投げです。


今回はこの技に入る前に木剣を用いての前後切りを行いました。

これによって四方投げに必要な「手の内」というか「緩めたり締めたりする」感じを無意識に体で覚えてもらってから四方投げにいくと上手くいくんじゃないかと思ったからなのですが、なかなか効果があったように思います。(自画自賛 笑)


あと、通常は初級者は相手の手首ならぬ「前腕の手首側」を持ってしまいがちだと思うのですが、皆さんちゃんと手首の曲がる部分に手を添えて相手の手の甲に小指側三本の指を引っ掛けて行うことが出来ていました。


小さな基本を大切に積み上げてきているのを感じます。

また、細かいところをよく見てくれているなと思います。


続いて行ったのはかかり稽古で短刀取り四方投げです。

短刀で突いてくるのに対して外避けで四方投げを行う動作ですが、やはり「最初は『ふわっと』包むように持って技に入り徐々に小指側から締めて最終的に投げる」という動作が自然に出来ていたように思います。

時々上手くいかなかった場合でもその意図はしっかり感じました。


稽古開始二ヶ月足らずでこういう事が少しでも出来るというのはおそらく皆さんが「相手を投げてやろう」ではなく「相手と一体化する」という気持ちで稽古しているからじゃないかと思います。

私と気が合いますね!笑


そのあとはH間さんの自由技の稽古を行いました。

今回は「正面打ち自由技」です。

一か条投げ、隅落とし、肘当て呼吸投げ、小手返し、四方投げ崩し、入り身投げの基本六本を繰り返し行いました。

スペースを必要とする都合上、他の皆さんが座って見ている前での稽古になるのですが、このシチューエーションでやる事にも大きな意義があると思います。きっと審査の本番でもこの経験が活きてくると思います。

有段者でも連続で行うと息切れする自由技ですがH間さんは精一杯やってくれました。

私もたくさん投げてもらって気分爽快でした。


この一ヶ月ほどで初級者の方々も合気道稽古がどういうものか肌で理解して、新しい技をやるにも物怖じせず積極的になり、相手を思いやりながら自分自身の体と会話ができるようになってきていると思います。

経験者の方々も新たなチャレンジを重ねて日々進歩しています。


私もそれに刺激を受けて日常の隙間時間の自主稽古に熱が入ります。

本当になんじょうの皆さんには感謝しています。


ではまた来週も元気に稽古しましょう。













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