本日12月28日、海龍館なんじょうは稽古納めでした。
この一年、コロナウイルスの影響で稽古が出来ない日々も多かったですが、それでもできる範囲でコツコツやってこれたのは良い経験だったかなと思っています。
感染者の増減で稽古場が使用できたりできなかったり。
そんな先行き不透明な中でも、今目の前の稽古に没頭する。投げださない。
そういった経験は今後に役立つような気がしています。
さて、今回の基本技は二つ。
「横面打ち側面入り身投げ(二)」
「横面打ち四方投げ(一)」
でした。
「力の線を感じること」と、そこに「乗る」感覚を養ってみようと思い、この二つの技を選んでみました。
この二つの基本技を稽古した後は二人一組になって、横面打ちを受けてからのつながりの維持の稽古を行いました。
力の線を感じ、それに乗ってさらに相手を導き続ける稽古です。
最初は皆さん「?」という感じでしたが、徐々に感覚をつかんでくれました。
それをさらに発展させて、横面打ち以外の掛かりに同じように合わせたり、連続攻撃に対しても同じように出来るようにしていき、最終的には相手が二人でも同じように出来るようになってもらいました。もちろん全速力ではなく、かなりスローモーに行いました。
自由技の多人数取りをもう少し静的にした感じです。
続いてはその動きをそのまま剣対剣で検証。皆さん木剣の反りや鎬を利用してしっかり相手の力を受け流しつつ合わせ、導く事が出来るようになっていました。
最後に終末動作を行って稽古終了。
今年も色々ありましたが、会員の皆さんの誠実な稽古姿勢に助けられました。
また来年もよろしくお願いいたします。
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